
日々の生活の中で、私たちは無意識にさまざまな姿勢をとっています。
座る、立つ、歩く、物を持ち上げる、呼吸する——。
これらの基本動作すべてに影響を与えているのが、「姿勢」です。
ピラティスを学び・指導する中で私が強く感じているのは、
姿勢は「見た目の問題」ではなく、「機能の土台」だということ。
今回は、姿勢が体と心に与える本質的な影響について、トレーナーとしての視点からお伝えします。
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✅ 姿勢が悪くなると、なにが起きる?
猫背や反り腰など、「自分の姿勢が気になる」という方は多いと思います。
では、姿勢の崩れは実際に何を引き起こすのでしょうか?
• 筋肉のアンバランス(使いすぎる筋と使われない筋)
• 慢性的な肩こり・腰痛
• 呼吸の浅さ → 自律神経の乱れ
• 内臓の圧迫による消化不良
• 疲れやすさ・集中力の低下
• 気分の落ち込みやストレスの蓄積
つまり、姿勢が崩れているということは、体の使い方に無理がかかっている状態なんです。
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✅姿勢は「意識」だけでは変わらない
よく「背筋を伸ばしましょう」と言われますが、
意識だけで正しい姿勢を保つのは、実はとても難しいことです。
なぜなら、正しい姿勢には“正しい使い方”が必要だから。
具体的には…
• どこに力を入れるべきか(=安定)
• どこを脱力すべきか(=可動)
• どの関節がどう動くか(=配列)
こうした一つひとつを、身体で「再学習」していく必要があります。
それを効率的に行えるのが、ピラティスの大きな役割です。
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✅ピラティスが“姿勢を整える”のに最適な理由
ピラティスは、呼吸をベースにインナーマッスルを働かせながら、全身の連動を高めていくエクササイズです。
韓国メソッドでは特に、動きの精度と身体のラインを両立させることが重視されます。
その結果…
• 骨盤と背骨が自然なポジションに整い
• 肩や首に余分な緊張がなくなり
• 見た目も動きも「ニュートラル」な状態に戻っていく
無理に良い姿勢を“作る”のではなく、本来の姿勢を“取り戻す”感覚です。
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✅姿勢が変わると、生活が変わる
姿勢が整うことで得られるのは、単なる「見た目の変化」だけではありません。
• 疲れにくくなる
• 呼吸が深くなる
• 集中しやすくなる
• 気分が落ち着く
• 自然と動きがスムーズになる
これは、体の構造が本来あるべき状態に近づいた証拠です。
だからこそ私は、ピラティスを通して「姿勢」という土台から整えることを大切にしています。
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📝まとめ
姿勢は、習慣の集積であり、意識と無意識の境界線にあるものです。
だからこそ、ただ注意するだけでは変わりません。
身体の使い方そのものを見直し、整えていくプロセスが必要です。
ピラティスは、そのための確かな手段。
韓国メソッドのように、丁寧な動きと細かな調整にこだわる指導法を通じて、
“根本から姿勢を整える”サポートをこれからも続けていきます。
姿勢が変わると、体も思考も、もっと軽く、自由になります。
ご興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。