こんにちは!
Bumpup板橋店トレーナーの塩入です。
ピラティスセッションでは、「脊椎を一つ一つ動かす様に~」と声掛けさせていただく事があります。
特に、脊柱を丸めたり反らしたりする運動では、かなり重要視する意識です。
では、脊柱周辺の筋肉が硬くなると、何が起こるのでしょうか?
また、脊椎を自由に動かせるようになるとどのような良いことがあるのでしょうか?
脊柱の解剖学
脊柱の周辺にある筋肉で有名なものは脊柱起立筋群で、そのうち棘筋は一番内側に位置して脊柱を支えます。また、この筋肉は各脊椎に個別に付着していて、これが脊椎を一つ一つ動かしてくれる筋肉になります。
同じような役割で、腰の辺りには多裂筋(下画像は多裂筋)という筋肉があります。

ここでお伝えしたいのは、本来、脊柱というものは脊椎を個別に動かせるということです!
脊柱が硬くなるとどうなるの?
先ほど紹介した脊柱起立筋群(画像は下)、多裂筋はともに脊柱を支える重要な働きを持っており、大変硬くなりやすい筋肉で、猫背や反り腰を引き起こします。

例えば、長時間のデスクワークをする人の事を考えてみましょう。
ノートPCをのぞき込むように背中を丸めている方は、これらの筋肉の内、胸郭(肋骨)の辺りの筋肉が伸び切ったまま固くなってしまいます。
また、腰を丸まらないように・・・という意識が強く働く方は、腰を反らせることでむしろ多裂筋が縮みっぱなしで固まってしまうかも知れません。
この通り、これらの筋肉が短縮したり、伸び切ったまま固くなることは、猫背や反り腰をもたらします。
なぜ、脊椎を一つ一つ動かす意識が重要なの?
簡単に言うと、脊椎が脊柱を動かす最小の単位だから!
背中全体を反らしたり、丸めたりしているつもりでも、もしかしたらどこか一部が硬いまま、別の場所に余計な負荷を掛けているかも?
例えば、腰は丸まらない代わりに胸を過剰に丸めていたり・・・また良くあるのが上部胸椎の伸展(反らすこと)を下部胸椎で代償(動かない一部をカバーするため、他の一部を過剰に動かすこと)していたりすることです。
脊椎一つ一つを動かす意識を持つことで、このようなエラーを防げます。

画像はロールアップ/ダウンという脊柱の分節的運動を行う代表的なエクササイズです。
皆さんは腰椎から頚椎まで、Cの字のような奇麗なカーブを作ることが出来るでしょうか?
Bumpup板橋店では、猫背、反り腰など脊柱周辺の筋肉を原因の一つとするお悩みに対応しております。
腰痛・肩こりなどなど、エクササイズを楽しみながら解決していきましょう!
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