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2024年4月20日

脂質は悪者？

皆さんこんにちは！
上尾西口店トレーナーの木下です！
今回は脂質についてのお話をしていきたいと思います！

皆さんは脂質という言葉を聞いたことはありますか？
脂質とはタンパク質、炭水化物、脂質の三大栄養素の中の一つで、細胞膜やホルモンの構成成分として重要な栄養素で、ビタミンの吸収を助けたり体温の保持、内臓の保護をする働きがあります！
脂質をとりすぎると肥満の原因にもなり、心臓病や脳梗塞、そして認知症をも引き起こす動脈硬化の原因ともなります。

しかし、だからといって控えすぎるのも禁物です。
ダイエットをしていくうえで脂質をカットしていく低脂質ダイエットというのが主流になっていますが、削り過ぎると体の不調が次々と起こります。
髪の毛が千切れる、肌がボロボロになる、便通が悪くなるなどが挙げられます。
また腸内環境は脳と関係があり、便通が悪くなればなるほどメンタルが不安定になりやすい傾向があります。

脂質には2種類あります！
飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸と言われるものです！
飽和脂肪酸は乳製品や肉などの動物性脂肪や、パーム油などの食物油脂に多く含まれている傾向にあります。
飽和脂肪酸は体内で合成する事ができるため、食事からの摂取は必須ではありません。
特に飽和脂肪酸が多く含まれる食品は、肉類や乳製品、油脂類、お菓子類に多く含まれています。
飽和脂肪酸の過剰摂取は肥満の原因になるのはもちろん、動脈硬化の原因となる脂質異常症の一種「高LDLコレステロール血症」の発症の要因となります。
脂質異常症とは血液中の脂質の値が基準から外れた状態のことを言います。
動脈硬化による重大な病気を招いてしまわないためにも、飽和脂肪酸の摂り過ぎを避ける事が大切です！

厚生労働省は18歳以上の成人に対して脂質から摂るカロリーを1日の総摂取カロリーの20〜30%に抑えるという目標量を設定しています。
また、飽和脂肪酸から摂取するカロリーは総摂取カロリーの7%以下にする事が推奨されています。
一方、不飽和脂肪酸というものは魚やオリーブオイルなどに多く含まれ、悪玉コレステロールの抑制や過酸化脂質の発生を予防する効果があると言われている、「健康に良い油」です！
主な健康効果としては、動脈硬化・高血圧を予防する効果、アレルギー症状を緩和する効果、血栓症を予防する効果、アトピー性皮膚炎を改善する効果、記憶力や学習能力を高める効果、視機能を改善する効果などがあります！

このように言うと、飽和脂肪酸は悪い油なのか？と思われるかもしれませんが飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も脂質として三大栄養素の一つです！
いずれの脂肪酸も脂質の一部として、エネルギー源や、身体を作る大切な構成要素となります！
ただし、摂りすぎはエネルギー過剰による肥満に繋がるので注意が必要です！

完全に飽和脂肪酸をカットして不飽和脂肪酸だけを摂るような生活を続けると、ストレスが溜まるので、ストレスを溜めないようにたまにはお菓子や好きなものを食べて、脂質と向き合っていきましょう！！