美しい体型になるためには、きついトレーニングで追い込まなければと思っていませんか?
きついトレーニングをしなくても、理想の体型になることは可能です。
本記事では、きついトレーニングをしなくても、理想の体型になる方法について紹介します。
きついトレーニングにもデメリットがある
実は効果抜群そうに見えるきついトレーニングにもデメリットはあります。
ケガのリスクがある
きついトレーニングによる疲労や倦怠感で、トレーニングでうまく力が加えられなかったり、集中力が欠けたりしてケガのリスクが高まります。
特にジムなどでマシンを使ったトレーニングや重りを使ったトレーニングでは、対応できなかったときに大ケガになる恐れがあります。
きついトレーニングを行っている最中、もしかしたら危ないかもと思ったら無理せず一旦止めましょう。
トレーニングの強度が落ちる
きついトレーニングで疲労がたまると、段々そのトレーニングに身体が追い付かなくなり、結果的にトレーニングの強度が落ちてしまいます。
トレーニングの強度が落ちると、成果も鈍くなります。
オーバートレーニングになる
トレーニングで蓄積された疲労から回復せず、慢性的に疲労した状態をオーバートレーニングといいます。
オーバートレーニングの状態でいくらトレーニングをしても、効果は発揮されません。
さらにトレーニングをしていない時でも疲労感を感じ続けたり、身体が弱り免疫力が低下することもあります。
軽いトレーニングのメリット
身体を痛めにくい
あくまでトレーニングではあるものの、きついトレーニングは身体に大きな負担がかかるものもあります。
そのようなトレーニングでは腰や関節を痛めることもあります。
ヘルニアなど持病がある人は特に注意が必要です。軽いトレーニングなら、このようなリスクを軽減できます。
手軽なトレーニングは続けやすい
トレーニングは毎日続けてこそ身体が変わっていき、効果が表れます。
人間の身体にはホメオスタシスと呼ばれる性質が備わっており、身体を一定に保とうとする恒常性があります。
大量に食事をしてもすぐに太らないのと同じように、トレーニングをしても1日で変化はありません。
そのためきついトレーニングをするより、続けられるトレーニングをすることの方が大切です。
週1できついトレーニングをするよりも、週4で軽いトレーニングをする方が効果があります。
続けられることで自信がつく
軽いトレーニングだと毎日続けやすくなるので、続けられた自分に自信がつきます。
自信がつくことで、さらなるやる気に繋がりトレーニングを続けていける可能性があります。
きついトレーニングを行い、失敗したり続かなかったりしたらできない自分に落ち込み、トレーニング自体を完全に止めてしまうかもしれません。
そうなると元も子もないので、まずは自分が続けられる範囲のトレーニングを試してみましょう。
結果を出しやすくするためには?
トレーニングにしっかり意識を向ける
音楽を聞きながら、Youtubeを見ながらなど、軽いトレーニングということで「ながらトレーニング」になっている場合もあるかもしれません。
もちろんそれでもやらないよりはよいですが、せっかくトレーニングを行うなら、トレーニングのみに意識を向ける方が効果が高まります。
トレーニングの目的や、どこに負荷がかかるのか、フォームは本当に合っているのか、どのようなペースで進めていくのか、などトレーニング中には意外と考えることがあり、鍛える部位に全意識を向けた方が効果はアップします。
せっかく同じ時間をかけてトレーニングをするなら、トレーニングのことだけを考えて集中しましょう。
目的を明確にしたトレーニングを行う
軽いトレーニングということは、かかる負荷が少ないのでその限られた負荷をどこにかけるのかがポイントです。
理想の体型を目指していると一口にいっても、背景はそれぞれ異なるかと思います。
水着が着れるようになりたい、足を出すファッションがしたい、ドレスを着れる二の腕にしたい、など具体的な目標がある場合は、軽いトレーニングの内容をしっかり精査する必要があります。
部分的に引き締めたいのであれば、その部分を重点的にトレーニングした方がよく、全体的に細くしたいのであれば、まんべんなく鍛えられるようなメニューを組んだ方がよいでしょう。
できるだけ目的を明確にした方がトレーニングメニューを組みやすく、トレーニングを続けやすいです。
有酸素運動も取り入れる
軽いトレーニングといいつつ、結局は有酸素運動もやらなきゃいけないのか…と思われるかもしれませんが、水泳やジョギングなど激しい有酸素運動でなくても大丈夫です。
通勤で今まで電車や車だったところを自転車や徒歩にしてみる、買い物でスーパーまで歩いてみるなど、有酸素運動も軽いもので大丈夫です。
ちょっとした散歩程度でも、行うのと行わないのでは全然違います。
特にデスクワークの人は運動不足も懸念されるので、ぜひ有酸素運動は取り入れてほしいです。
軽いトレーニングの注意点
効果が出るのに時間がかかる
負荷が小さい分、やはりトレーニングの効果が出るのに時間はかかります。
すぐ効果を出したいのであれば、きついトレーニングの方が結果が出るのは早いです。
しかし軽いトレーニングは、続けていれば必ずいつか効果が表れます。
軽いトレーニングを長期で習慣化できたら、きついトレーニングよりもリバウンドする可能性は低いです。
食事にも気を使おう
タンパク質を中心にバランスよく
タンパク質を中心に、ビタミンやミネラルが含まれた食材をバランスよく組み合わせた食事がベストです。
タンパク質は鶏むね肉や赤身のお肉がおすすめで、ビタミンや野菜や果物、キノコ類を積極的に食べましょう。
足りていなかったら一品プラス
足りていない栄養素があったら、それらが含まれている一品をプラスしましょう。
理想の体型になるためには食事を減らさないといけないと思っていたり、食べる量が多いのはよくないと思っていたりしている人もいるかと思います。
もちろん食べ過ぎはよくないですが、おにぎりだけでお昼ごはんを済ませてしまうなら、玉子焼きやサラダなどをつけた方がよいでしょう。
大切なのはカロリーという数字だけではなく、全体的なバランスがとれているかどうかです。
自炊がベスト
理想の体型になるためには自炊がベストです。
しかし仕事が忙しかったり、キッチンが整っていなかったりと自炊ができない状況の人もいると思います。
市販のものだけで済ませると、必要な栄養素が取れていないばかりかカロリーが足りていても栄養失調になるという事態に陥ることもあります。
自炊ができない環境なら
自分の食べたものを見直す
もし自分で作れないのであれば、まずは自分の食べてるものを見直してみましょう。
市販のものだと炭水化物が多く、タンパク質が少なくなる傾向にあります。
手軽にお腹を満たせるおにぎりやパン、ラーメンなどを中心に食べていると糖質ばかりをとってしまい、タンパク質やビタミン・ミネラルが不足してしまいます。
1週間自分が食べたものをメモしてみると、大体自分の食事の傾向が分かると思います。
自分に何が足りていないのか、自分は同じものばかり食べていないか、自分の食事を把握しましょう。
食費が上がる
近年は健康への意識も高まり、タンパク質の多く含まれたおかずやお菓子など一工夫されたものがコンビニやスーパーでも見かけるようになりました。
このような商品は自炊をしない人にとってありがたい存在ではありますが、ものによっては値段が高いです。
そのため頻繁に買うと、エンゲル係数が上がる可能性があります。
自炊できないときは利用してみるのがよいですが、自分でも作れるときは頑張って作ってみましょう。
まとめ
きついトレーニングはしなくても十分理想の体型は可能ですが、トレーニング方法や食事、生活習慣など多方面を気にしながら続けると、きつくなくても効果は表れます。
これはこれで大変そうと思われるかもしれませんが、今週は鶏むね肉をたくさん食べてみよう、2種類の軽いトレーニングを組み合わせてみよう、今週は落ち着いているから少し負荷をかけてみよう、などと色んな工夫を重ねて、実験気分で試してみるとダイエットが面白くなります。
ぜひ本記事を参考に、日常に軽いトレーニングを取り入れながら理想の体型を目指して楽しんでトライしてください。